自作のショートショート小説やライトノベルを載せていきます。
2009年12月09日 (水) | 編集 |
 
 嘉穂が離れるなといった訳は、栗の花の生徒が諒凰の生徒のすぐ後ろを歩いていれば、専属メイドと見なされて、雑用を言い渡されることがないからであった。

 「せやけど、ほらパンフレットが手に入ったし……」
 琴里がそう言ってパンフレットを手渡しても、しばらくは無言のままだった。

 (アカン! まだ怒ってる……)

 おそらく、彼女にしてみれば信じがたい程の屈辱を味わったようだった。

 途中、《体験乗馬会》という看板の前で矢野恵子が、なんと乗馬服(もろたんやろか……)を着込んで客の呼び込みをしていたが、立ち寄れるような雰囲気ではなかった。

 結局、嘉穂は諒鳳男子・二年A組の教室前に到着するまで無言だった。

 「いい? ここからが本番ですわよ。今朝、写真を渡した村岡修三って人を探し出して、その人が本当に私のフィアンセとして、相応しい品格を宿しているかどうかを探るのですから……」
 嘉穂がようやく口を開いた。

 (それにしても、なんやろこれは……)

 教室の展示案内には《歴史的建造物における耐震性と構造の研究》とあった。

 琴里は、五月祭というネーミングから、普通の高校の文化祭のように《コスプレ喫茶》や、《お化け屋敷》といったクラス展示が行われているものと考えていた。

 だがパンフレットをよく見れば、どのクラスのテーマも、《低成長期の日本における企業の役割》であったり、《新エネルギーのコスト面から見た可能性》あるいは《ロシア沿海州と北海道経済圏の展望》といった具合で、あまり楽しくはなさそうだった。

 「嘉穂ちゃん、なんか……あんまり面白なさそうやねえ……」
 そうもらした琴里に嘉穂がかみついた。

 「これだから、あなたはダメ人間なのですわ! 諒鳳男子・諒凰女子といえば将来日本を導く人材を育成する学園なのです!」
 嘉穂は琴里を指で突きながら話を続けた。
 「ここは元々、あなたのような一般庶民が、お気楽に学ぶ学校とは教育に対する理念が違うのです。なのにあなたという人は、投資クラブという政治経済系のクラブに……」

 「何だね君は偉そうに!」
 突然、嘉穂の説教は一人の男子学生によって遮られた。それは……。

 (あっ、写真の人や!)村岡修三だった。

 「諒凰女子に通う、お嬢様に対して、専属メイドの君が何て口の聞き方だ!」
 村岡は、乱暴にも嘉穂の喉元を掴んで壁に激しく押し付けた。

 一瞬の出来事に、嘉穂は驚いて口も聞けない。

 「あっ、ちょっと……」
 慌てて琴里が制止した。

 「君も、君だ……」
 村丘は琴里に対しては、うって変って優しい口調で言った。

 「なぜメイドごときに、こんな偉そうな口を聞かすんだい? 僕ならこういう小生意気なメイドは、彼女自身の為にも百叩きのお仕置きをしてやるんだがね……」
 そう言いつつ、恐怖にひきつる嘉穂の顔をながめて、みだらに笑った。

 「最低の男ですわ!」
 「最低の男や!」
 嘉穂と琴里が同時に言った。

 村岡は、なぜ怒られたのかも分からず、ポカンとしていた。
 「帰りますわよ!」
 強引に、嘉穂が琴里の腕を引いて教室を出た。

 (嘉穂ちゃん……泣いてる?)

  嘉穂の涙――。

 それは、自分に無礼な行いをした男に対する怒りなのかもしれなかった。
 それともこんな男を自分のフィアンセに選ぼうとした一族に対しての怒りだったのかもしれない。

 とにかく車に着くまで嘉穂は一言も話さなかった。が、車に着くや否や――。
 「おじい様に電話して、あいつ(村岡)の銀行を潰してちょうだい!」
 などと、物騒なことを言い出したのだ。

 彼女は電話口で、しばらく相手と言い争いをしていたが、やがておとなしくなって電話を切った。

 「どうやったん?」
 「おじい様は、フィアンセの話だけはなかったことにするって言ってくれたわ。でも保有する全株を売りに出して、大慌てをさせるっていうのは却下された……」

 (大株主やったんかい……)

 「影響力のある銀行株を私情で売り浴びせたら、あらぬ憶測を呼び、日経平均にも悪影響を及ぼす。もっと勉強しろって逆に怒られましたわ……」

 「なんか大変やなあ……」
 「あなたと違ってね……私達の行動には常に制約が入るのよ。たとえ、それが恋愛のように基本的なことでもね……」

 (なんか今回の事で、嘉穂ちゃんとの距離がちょっと縮まったような気がするなあ……)
 と、琴里は思った。


                    ( つづく )
にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村
スポンサーサイト
2009年12月09日 (水) | 編集 |

 諒鳳男子の五月祭も終わった翌日――。
 投資クラブで、初めての成績発表会があった。

「では、一週間前に一年生の皆さんに参加して頂いた、タンポポ杯の結果を発表したいと思います!」
 高輪未幸の、この言葉に嘉穂達の顔が引きつった。

 と、いうのも……この一週間でニューヨーク株式市場のダウ平均が400ドル近く下げたのだった。
 東京市場もその影響を免れず、550円安の暴落をしていた。

 ほとんど全面安の展開で、参加メンバー全員がマイナスになっていたのだ。
 その中で、最も被害の少なかったのは、本来百株単位のユタカ自動車株を、その無知さゆえに1株しか買わなかった琴里であった。

 「残念ながら、この一週間は世界の株式市場全体が落ち込み、全員が百万円を割り込むという結果に終わってしまいました」
 心なしか、未幸は少し元気がなかった

 「しかし、このような事は株式市場ではよくある事です。そういった場合にはいかに損失を抑えるかが重要と言えましょう。そういうわけで一位は殆ど株を買わなかった御堂琴里さん。トータルは99万9700円です!」
 上級生の拍手につられて一年生もパラパラと拍手をした。

 「納得できませんわ!」
 宮倉嘉穂が歯ぎしりをした。

 「なお、恒例によりタンポポ杯優勝者の御堂さんには、一年生部長を務めて頂きます」

 「(ようわからんけど)イエィ!」
 と、琴里が喜びのサインを出した。

 「ぜ~ったい、納得できませんわ!」
 嘉穂がもう一度繰り返した。

 「ですが部長、御堂さんは現在、投資クラブ以外にも三つのクラブの掛け持ちをしています……同学年の幹事役も兼ねる一年生部長がはたして務まるのでしょうか?」
 井原真澄が、少し心配そうに言った。

 「確かにそれは言えるわね。では、二位の宮倉さんに補佐をお願いします」
 「あんな子の補佐なんて、さらに納得できませんわ!」

 「でも、これは次のアジサイ杯までの間ですから……」
 結局、嘉穂の抗議も空しく、六月までは一年生部長が琴里。嘉穂がその補佐ということに決定した。

 ただ今回、クラブの誰もが少し気になることがあった。

 タンポポ杯、最下位の子が買った株は 高輪ホールディング、つまり未幸部長の父の会社であったということだ。


                     ( つづく )
にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村
2009年12月09日 (水) | 編集 |
 
 高輪ホールディングは国内外に従業員・数百人規模の企業二十社余りを傘下に持っている。しかしそれ自体は従業員数、僅か八十人という会社だった。

 だが、協力しあえる企業とは、例えそれがグループ外の大企業であろうと、他国の国営企業であろうと対等に渡り合い、共同で新製品を生み出してきた。
 さらに、どうしても手に入れたいと考えた企業については株式交換等によって友好的に、時には敵対的に傘下に収めてもきた。
 高輪ホールディングは、このようにして右肩上がりの成長を続けてきたのである。

 それが、このところその成長に少し陰りが見えていた。

 「確かに、これはちょっと困ったなあ」
 いつになく、深刻な顔をした高輪総輔が、ため息をついた。

 テレビの株式速報で流された、値下がり率で高輪ホールディングが1位だったのだ。
 そうでなくても、この一週間で20%を超える暴落をしている。
 その原因は小坂電設との泥仕合であることは明白だった。

 十日程前まで高輪ホールディングによる、小坂電設株の買い増しは順調に進んでいた。
 にもかかわらず、突然窮地に立たされたのは、小坂電設の役員会によりポイズンピル(防衛策)が発動されたからだった。

 場合によっては、全ての株主から反発を食らう恐れのある、このような防衛策が、臨時株主総会で可決されたのは意外だった。

 情報によると、大株主の銀行や、証券会社がポイズンピルの発動に、賛同をしたということだが、それは、これらの企業が高輪ホールディングを好ましくない買収者と見なし、敵に回ったことを意味していた。

 「どう致しましょう……このままでは小坂電設を子会社として、次の決算までに連結に加えることが出来ません。となると、初めて赤字決算を計上することになります」
 沈着冷静な秘書、迫田美智子が殆ど感情を表さずに言った。

 普段は頼もしく見える彼女の落ち着きが、今日に限っては少し冷たく感じられる。

 おそらく、証券市場では初めての赤字決算をすでに織り込んでいるのだろう。
 それゆえの暴落なのだと、総輔は思った。

 時代の寵児ともてはやされる者が、ひとたび見限られると、その凋落は早い。

 「しばらくは慎重なかじ取りが必要になるな……」

 総輔は自分に言い聞かせるように呟いた。



                    ( つづく )
にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村
2009年12月09日 (水) | 編集 |

 (カラスの子は、僅か一ヶ月で巣立ち出来るんやろか……)

 琴里がそう思ったのも無理はなかった。

 例によって、琴里が入浴している最中に乱入して来た、真奈美の頭にカー君が乗っていたのだ。

 真奈美が可愛がっているカー君は、ほんの一週間前には羽もまばらで弱々しく見えていた。
 それがこの処、僅かながらも飛ぶことが出来るようになっていたのだ。

 「カー君が、大空を飛べるようになるのも、もうすぐだねえ……」
 真奈美は、琴里が浸かっている湯船の中へ強引に割り込むと、頭の上に留めたカー君を、いとおしそうに撫でた。

 確かにカー君は、随分人に馴れているようだった。しかし――。

 「ほんまに、よう大きなったもんやなあ……」
 そう言いながら、触ろうとした琴里は、カー君から反撃を受けてしまったのだった。

 「痛っ!」

 「やっぱりねえ……琴里ちゃんは、カー君が大きくなれないかも知れない……って言ってたから嫌われたんだねえ……」
 そう言って真奈美は笑った。

 よく見ると、カラスの足にはアンクレットが付けられていた。

 「ン? これはなんやろ……」
 「あぁ、これは巣立ちをした後も、カー君を見分ける為の物だよ」
 それは真奈美の髪の毛で編まれたものだった。

 「せやけど、将来カー君が巣作りを始めたら、またラクロス部に潰されるんとちゃうやろか……」
 「そんな事、絶対許さないんだから!」

 真奈美が怒って向きを変えた。



 絶対的なカリスマ性を持つ高輪未幸・投資クラブ部長に対して、琴里の一年生部長などは、次のイベント(アジサイ杯)までのお遊びに過ぎなかった。

 とはいえ、一時的にせよ栗の花の学生が、諒凰女子の誇る政治経済系クラブの学年部長になったというニュースは話題となり、ついには新聞部までが取材に来るという騒ぎになってしまった。

 勿論、この快挙に拍手を送った人も多かったが、苦々しく思う人々も少なからずいた。
 「今の時代なんだから、これくらいは微笑ましくていいじゃないか……」

 「それではこの学校の伝統が崩れる。あなたは、両校の教育理念が分かっておられない。
これが体育会系ならまだしも、政治経済系となるとかなり問題があります!」
 などと、諒凰・栗の花、両校を運営する理事会でも意見が分かれてしまった。



 「そういう訳で……私達も随分反対したのですが、理事会に押し切られ、新たに諒凰投資クラブの付属として、栗の花学園投資研究会を分離独立せざるを得ませんでした」
 高輪未幸が全部員を前に、怒りを押し殺しながら静かに語った。

 「御堂さんには本当に申し訳なく思っています……ですが、名称は変わるものの実質上は今までとなんら変わりなく参加してもらいます! ごめんね御堂さん……」

 「いえ、そんな……別になにも……」
 琴里は笑って否定した。

 琴里の座るテーブルの前には《会長》と書かれたプレートが置かれていた。

 確かに何も変わらないだろう……しかし、今回の学園理事会が出した結論はちょっとショックだった。

 (従業員がお客さんの領域に踏み込んでしもうた……と、いうことやろか……)

 当初、琴里を目の敵にしていた嘉穂達との仲も、このところ随分と改善し、その距離も縮まってきたと感じていた矢先だったのだ。

 琴里はチラリと嘉穂の方を見た。
 琴里に代わって一年生部長に昇格した嘉穂は副部長の井原真澄の横に座っていた。

 (嘉穂ちゃんがきついツッコミでも入れてくれたらええのに……)

 琴里は思ったが、今日に限って嘉穂は押し黙ったままだった。

 「ま、そうだとしてもこの《会長》ってのは偉そうすぎるな!」
 いつもの嘉穂に代わって、副部長の真澄がツッコミを入れた。

 すると、それに水を得たかのように嘉穂が続いた。
 「そ、そうですわ! 大体あなたはこの前だって単位を間違った為に、偶然勝っただけじゃありませんか! いくら栗の花限定とはいえ《会長》だなんて……あなたにはやっぱりヒラがお似合いですわ」
 そう言うと席を立ち、琴里の前のプレートをつまみ上げた。

 「これはやっぱり片付けましょう」
 「あっ何すんねん……」
 琴里の抵抗も空しく、嘉穂は《会長》のプレートをロッカーに仕舞い込んでしまった。

 「そうね、井原さんや宮倉さんの言うとおり御堂さんが《会長》なんて早いわね。そんなプレートは片付けることを認めます!」
 高輪未幸が笑いながら言った。

 (なんや、やっぱり距離は縮まっとるやん!)
  と、琴里は思った。


                     ( つづく )
にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村


2009年12月09日 (水) | 編集 |
 
 昼休みの生徒会書記室。

 一冊の雑誌を手に飛び込んで来たのは、栗の花学園・風記委員長の佐倉恵理子だった。

 「お嬢様、こちらをご覧下さい!」
 読んでいた英字新聞から顔を出したのは諒凰生徒会・書記長の小坂直子である。

 「どうしたの? 騒々しい……」
 「ハッ、申し訳ありません……実はこの雑誌が学園中に氾濫しておりまして……」
 それは秋葉原・学園情報社発行の《萌え萌えカーニバル》などというアニメ情報誌で、スクール水着を着た少女のセル画が表紙になっていた。

 「なんなの……いかがわしい雑誌?」
 小坂直子が眉をひそめた。

 「ハイ、お嬢様が想像しておられるものとは多少違いますが、その通りです」
 直子は英字紙を丸めて恵理子の頭をポコンと叩いた。

 「それはよけいですが、なぜそんな雑誌が?」
 佐倉恵理子は問題のページを広げて見せた。
 
 「東京女子高ランキング? なんなの、これは……あら、諒凰女子が3位にランクされてるのね……」
 そこには3位〔諒凰女子〕・・・《花のお姫様学園》というありきたりのタイトルがついていた。

 「それよりここ、ここです!」
 恵理子が1位の高校を指した。

 1位〔栗の花学園〕・・・《現代のシンデレラ達の学園》とあり、その横にはどこで手に入れたのか、先の諒鳳男子・五月祭で小さな子供に風船を配る栗の花の生徒の写真が載せられていた。

 「なるほど……このような低俗雑誌を読む人は、従純で言うことを聞いてくれそうな子が好きなんでしょう。ともかく学内では購読禁止処分にします!」
 「ハイ、ただちに! それからこの記事なのですが……この者に対する処分はどのようにいたしましょう……」
 佐倉恵理子の指摘した記事をチラリと見た小坂直子はピクッと眉を動かした。

 それは《現役・栗の花学園女生徒の語る悲劇!》というタイトルの記事で、栗の花学園と諒凰女子との関係が説明された後、目の部分が黒いラインで覆われた、仮名の女子学生がインタビューに答えるものだった。

 記事によると、彼女は一年生を対象にした強引なクラブ勧誘から逃れ、意中のクラブに入部したものの、その際に策を弄したことを責められて、ペナルティーを受けているという。「彼女は今でも、意中のクラブ以外の別のクラブ(それも三つ)で、お世話係りをさせられているのだ!」 と、悲劇的に語られていた。

 「私の知る限り、この境遇にある人は二人だけです……」
 小坂直子が感情を押し殺した声で言った。

 「倉橋真奈美ではないものと思われます……」
 佐倉恵理子が言った。

 「同感です……」

 「このような校則違反の場合、通常は一週間程度のクラブ活動停止、というのが伝統的なペナルティなのですが……」
 「それはだめね……かえって喜ばせることになるわ」
 小坂直子がニガニガしい顔で指を噛んだ。

 「私に良い考えがございます」



 翌日、掲示板に張り出された《校則違反者・処分告知》を見た琴里は目が点になった。

 雑誌記事、写真の拡大コピーと共に「左記の者、一週間の間全てのクラブ活動を禁ずる」とあり、栗の花学園一年・御堂琴里の名が書かれてあった。

 しかし問題はこの後だった。

 なお、その期間中は次の者の専属メイドとして働くこと。
 奉仕先……諒凰女子一年S組・宮倉嘉穂となっていたのだ。

 「ホーホホホホホ! ついに、あなたにも年貢の納め時が来たようね!」

 (ゲッ! その声は……)

 琴里が振り返ると、そこにタイミング良く、宮倉嘉穂と取り巻き二名が立っていた。

 「やっぱり嘉穂ちゃん……って、イタッ!」
 琴里が思わず、吐いた言葉に反応して、後ろから、ハリセン・チョップが襲った。

 「嘉穂ちゃんではなく、お嬢様とお呼びするのです!」
 琴里の知らない栗の花・上級生だった。

 (? ? ?)

 「あなたは?」
 琴里に代わって尋ねたのは嘉穂だった。

 「申し遅れました。私は風記委員より依頼されて、この一週間、御堂琴里の監視に当たるメイド指導員で栗の花学園三年生の田口峰子(たぐちみねこ)です。よろしくお見知り置き願います」

 「そ、それはそれはご丁寧に……ホーホホホ」
 琴里の知らない所で、琴里に関する取り決めが色々行われているようだった。

 (やっぱし、嘉穂ちゃんとの距離は縮まっとらんわ!)

 と、琴里は先日の甘い考えを訂正した。



                     ( つづく )
にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村